2010年9月27日〜10月3日 銀座アートホール2階ギャラリー 

38名 出品

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青木 宏 「一本の樹」 油彩 F50 石川三千雄 「明石海峡大橋と神戸舞子公園」 油彩 F20
昨秋に体調を崩してから健康が安定せず、約1年ぶりに画きました。

高校卒業53年の同窓会に出席する機会があり、昔懐かしい舞子公園を散策、明石海峡大橋を臨んだ。

江木 博 「兄弟船」 水彩 F20 江沢昌江 「ダンス」 油彩 F20
第十八栄安丸、第二十八栄安丸、いつも同じ場所に繋留されています。

高校生のころドイツ表現主義が好きでした。自分もそんな気分でまた大好きなマチスも思い出して描くことにしました。

大谷敏久 「たそがれる日本橋」 水彩 F20 大野芳久 「ぼくの街」 油彩 F30

若き日の日本橋スケッチを描き起して、90年を超えて生きている幸せを思いました。あしたはまた明ける。

生まれ育って毎日生活している街。昨日と今日の街、明日は今日と違った街になっていくであろう。

笠木貴美子 「輪(RIN)」 墨・50・変型 笠原 寛 「山里好日」  油彩 F20

描き込んだというより、出ちゃった、来ちゃった系の絵です。墨では時々あるので、色はつけませんでした。

百号を描くための元絵です。百号にすると随分違ってきました。百号を見ていただく機会があるといいのですが。

木崎甲子郎 「マチャプチャレ ネパール ヒマラヤ」 油彩 P20  喜多 勲 「寺院と古本屋」 アクリル F30

ネパール第二の都市ポカラから眺めた山。魚の尻尾という意味。こちらからはピラミッドだが横から見ると尻尾そのもの。

セーヌ川沿いの古本屋の間からノートルダム寺院が見えたのが面白いと思ってスケッチした。 絵の主体は寺院の方の積りです。

木綿弘子 「想 い」 油彩F50 小石浩治 「憂い」 油彩 F30

雑多な現代社会では自分を見失いがちになるけれど、大事なものは自分の中にある---。そんな想いをこめて描きました。

♪〜寒い友達が訪ねて来たよ、遠慮はいらないから暖まってゆきなよ〜♪と、森進一歌う〈襟裳岬〉の一節にフト思った。自然の恵みを貪欲に求め、森を壊し河川の流れを変え鳥獣を追い詰める。そんな「寒い人」を見て、北国の神・カムイは、それでも自然と共生する「友」として、暖炉のそばに招くだろうか---と。

後藤一雄 「光」 Fractal CG F20 佐々木繁 「富士山と江の島」 水彩 F20
CGの面白みは、宝探しに似ているところがあると思う。   最新のPCやモニター、ソフトを揃え、どこに、お宝が眠っているのか探しに出る。興味をそそる画像が現れると、まさに鉱脈を発見した気分である。発見した周辺(パラメータ値の微妙な違い)からは、形や色の違ったものがたくさん採掘できる。その中から、作品テーマに適したものを選りすぐり細工をして仕上げるのである。

より高い所で対峙すれば、彼も答えて、高くそびえ立つ。地球のプレート同士のせめぎ合いが生んだモニュメント。自然にはかなわない。

佐々木俊明 「アトリエにて '10」 油彩 F50 柴野道夫  「五月の安曇野」  油彩 F50

アトリエには、当然だが絵のモチーフになる様なものが沢山ある。それらを並べ、空間を構成するのが楽しみだ。

安曇野の五月は水色の時。山にはまだ残雪あるも里は田植えに忙しい。遠くで郭公が鳴いている。

嶋田勝弘 「サンタ・マリア・デリ・アンゼリ教会(アッシジ風景)」 油彩 F10 下田 修 「里のさくら」 油彩 F10

アッシジはイタリアの守護聖人の聖フランシスコが眠る町である。イエズスの教えを徹底的に実践したことで知られる。

私の住んでいる老人ホームは敷地が広く、桜の大木が各種沢山あり、春は桜の国です。中でも「しだれ桜」に絵心が湧きました。

首藤義明 「夏の公園」 水彩 F30 染川利吉 「トリプルアクセル」 油彩 F15

暑い夏の公園のつもりで描きました。涼感が出ていないのが残念。

スケートの滑走痕が残る氷面を描きたいと思った。スケート選手は付属として加えたもので、主題ではない。

建脇  勉 「砂利採取場」 油彩 F30 田中信子 「霧笛」 油彩 F30

大型機械が音をたてて働いている。粒の大きさが選別されて運ばれる。コンベヤの天を突き刺すような迫力だ。

港横浜、巨大ビルが林立、多くの船舶が帰航し、夜景の美しさは譬えようもない。霧深い秋暮、遠く霧笛が鳴る。

谷 岑夫 「ポーランドの農村風景」 油彩 F40 田村鉄弥 「銀 杏(いちょう)」 油彩 F30

耕地面積率42%という農業国家ながら、個々には零細農家が多い。この国らしい農村風景を、記憶の断片をつなぎ合わせて表現した。

 『 ああ、秋だ 』
長岡英子 「裸 婦」 油彩 F20 西澤昭子 「街角のカフェ(プラハ)」 油彩 F10

ゆったりした背中に惹かれたポーズです。猛暑の中、暗めで、しかし冷たすぎない青色を選びました。

ウイーン、プラハ、ブタペストの旅で立ち寄ったチェコの首都。スラブやモンゴルが入り混じって魅力がある旅だった。

西村幸二 「せいめい 7」 アクリル・和紙 F10 長谷川脩 「城 砦」  油彩 M10

今回は、用意したキャンバスではなく、古キャンに乗り換え、和紙を貼る前の下地つくりに何故か手間をかけています。和紙を使うかは現時点では不明…

小学4〜6年の3年弱を丸亀で過ごした。図画の写生で慣れ親しんだ城の風景を入会最初の出品題材に選んだ。

樋口正毅 「晩秋の巻機山(まきはたやま)」 油彩 F30 平泉直美 「くものなみま」 アクリル F10

荻ノ島(柏崎市高柳町)の茅葺き屋根の家を見学した帰り、一休みした峠道で、眼の前に望む巻機山の美しさに思わず見とれ筆をとることにした。

あせらず、じっくり、ときには何もしないことも必要なのかなと思う今日この頃。空を流れる雲のように、少しのんびり考えてみようと思います。

藤本京平 「花」 油彩 F10 細井真澄 「幻 響」 油彩 F20

初めて出展させていただきます。ナイフによる厚塗りが好きですが、これは筆を多用して丹念に描きました。

静かに耳をそばだてる「サイ」、すると様々な音が聞こえて来る。砂上を渡る風の音、海からは潮騒の響き、自然界の交響楽の始まりだ。命は海から始まり、そして終わり、また始まる・・・

牧野尊敏 「桜」 油彩 F30 松田忠好 「甲斐への道」 油彩 F50

家の近くにある桜の古木が対象。単樹のみを油彩で描くのは難しい。古木にも若々しさのあることを感じてもらえればと思い描いた。

描きたい対象が大きくて遠い山の場合、画面の中で、それを季節面とともにどのように表現できるかが課題。

森 典生 「妙義山」 油彩 F20 山田哲男 「女と男の構図」 油彩 F30

広大な妙義の山野の緑、遠方に聳える金鶏山。十年前に写生会に初参加、山の風景を描くのに戸惑ったのが懐かしい。

女と男が作り出す物語は世の中には無数に存在しますが、当事者にとってはとても切実なものでもすぐそばで見ていると滑稽に思えるものもあります。切実なものと滑稽なものとが混在する瞬間を捉えたいと思います。

横山幹憲 「胡蝶蘭のロンド」 油彩 F10 渡辺理枝 「6月のモンサンミッシェル」 油彩 F10

ある日、胡蝶蘭をいただき、その美しさに感動。病で3年ぶりの絵筆。自分も皮製人形の一人になって。

やっとフランス縦断の旅に出かけた。結局はモンサンミッシェルを描くことにした。 生き物の息吹が欲しい。あっ、鴎だ・・・。

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